愛を表現しない訳

思い出したの

思い出してしまったの


愛している人に

そのままの愛を表現しない訳。

やっと見つけた。


昔の彼のせいじゃない

わたしの痛みのせいじゃなかった。


気づいてしまった。


愛を

そのままのみずみずしい愛を

祖父母と父の前で出した時に

なじられたこと


母が

計算など知る由もなく

ただ

爛漫に向日葵のような明るさを
燦々と広げた時

家族はバカ扱いし
使えないとなじり

殴られた。

あの痛みは

母よりも
わたしの方が
辛かったのかもしれない


素直な愛は見せてはだめなこと
虐められるからかと思ってたけど

違う

愛することは
バカ

それが
正になったんだ

愛することは
ネガティブ

愛した結果は
悲しい



愛されるなら
あの景色はない

ネガティヴが
出現しない


あの
悪はない



母を好きだったかどうか
家族がきらいだったかどうか

そんな
経緯や
背景は
関係があってもなくてもいいんだ

ばかのように愛することは
愛を自分から表すことは

苦しみを生む景色

それを
繰り返し

見た。

愛したい人がいるのに
心の中ではこんなに愛が溢れて

もう愛されなくてもいいと観念しても
愛しているのに

ぎこちない微笑み
こちらを見ていない時に安心して眺める

照れてるだけじゃなかった

愛してると伝えないと
伝わらない

今伝えないと
もう二度と会えないかもしれないのに


どうやって
伝えよう

死なないと伝えられない
死ねば伝えられる

わたしの、これまでを殺す必要がある

あなたを
愛したい











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